氾濫の作品情報・感想・評価

氾濫1959年製作の映画)

製作国:

上映時間:97分

ジャンル:

3.7

『氾濫』に投稿された感想・評価

肉欲金欲出世欲が氾濫したあらゆる登場人物たちの一部だけが望みを叶えてガスタンクでキスする。
cuumma
3.6
企業に勤める研究者(佐分利信)は仕事一筋だが、妻も、娘も、同僚も、弟子も、お金と愛情を秤にかけて重い方にすぐ鞍替える安易な生き方、救いがないな
4.0

オーソドックスな扉の開け閉め、階段の上り下りでメロドラマをサスペンスに仕立て上げている。佐分利信もやることはやっているが周りの登場人物のはちゃめちゃぶりが凄まじいのでほとんど巻き込まれ型の様相を呈し…

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伊藤整の原作を白坂依志夫が脚色、増村保造が監督した。新製品開発で、役員に抜擢された佐分利信。生活は派手になり、彼に取り入ろうとする者も。だが、新商品の売れ行きが悪くなると、会社での立場にも影響が。社…

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遊
-
街の上で かと思った
おれも愛憎入り乱れおカネ仕事恋情不幸群像劇を描き切って素知らぬ顔で『氾濫』ってタイトルつけたいよ

画期的な接着剤の開発が会社に認められ、研究者から重役へと昇進した男を中心に、彼とその周囲に渦巻く様々な欲望を赤裸々に描き出す。特筆すべきは、複雑に絡んだ人間模様をおよそ100分の尺でコンパクトにまと…

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leyla
3.7

高度経済成長期、出世と金と女に目がくらむ会社員たちを風刺した増村保造監督作品。登場人物のほとんどが騙し合い、嘘をつきあい、誰のことも信用できないという空虚でドライな描写。先日観た『巨人と玩具』とはま…

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資本主義の社会

不倫でドロドロの感じ

叶 順子が別れ際に言った
"あなたのこと好きなの世界中で私だけなんだからね 私だけよ"の台詞のところはすっごい良かった
露骨
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川崎敬三と叶順子が熱い糸引きキスをして「私を捨てない?本当?じゃあ電気消して」と言われた直後には獲物である若尾文子の首を絞めるほどに狂気的な愛を見せ付け恋愛どころか意識的にも落とそうとする川崎敬三の…

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