オーソドックスな扉の開け閉め、階段の上り下りでメロドラマをサスペンスに仕立て上げている。佐分利信もやることはやっているが周りの登場人物のはちゃめちゃぶりが凄まじいのでほとんど巻き込まれ型の様相を呈し…
>>続きを読む伊藤整の原作を白坂依志夫が脚色、増村保造が監督した。新製品開発で、役員に抜擢された佐分利信。生活は派手になり、彼に取り入ろうとする者も。だが、新商品の売れ行きが悪くなると、会社での立場にも影響が。社…
>>続きを読む画期的な接着剤の開発が会社に認められ、研究者から重役へと昇進した男を中心に、彼とその周囲に渦巻く様々な欲望を赤裸々に描き出す。特筆すべきは、複雑に絡んだ人間模様をおよそ100分の尺でコンパクトにまと…
>>続きを読む高度経済成長期、出世と金と女に目がくらむ会社員たちを風刺した増村保造監督作品。登場人物のほとんどが騙し合い、嘘をつきあい、誰のことも信用できないという空虚でドライな描写。先日観た『巨人と玩具』とはま…
>>続きを読む川崎敬三と叶順子が熱い糸引きキスをして「私を捨てない?本当?じゃあ電気消して」と言われた直後には獲物である若尾文子の首を絞めるほどに狂気的な愛を見せ付け恋愛どころか意識的にも落とそうとする川崎敬三の…
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