自分が特に良かったのは、遊覧船が川を下っていくのを眺める場面。何であんなにも美しいのか、当てずっぽうで考えたい。
表象の次元だけで美しさを考えるのが蓮實病患者の症状なので、船が橋の下を通ること-橋…
ロベール・ブレッソン監督作。
ロシアの文豪フョードル・ドストエフスキーの同名短篇を19世紀ペテルブルクから現代のフランス・パリに舞台を置き換えて、フランスの巨匠ロベール・ブレッソンが1971年に翻…
男がおもむろに手を挙げるショットに切り返す形でこちらへ向かってくるタクシーのショット。しかしタクシーが停車せぬうちにカットが切り替わり、次の瞬間には男が完全に停車したタクシーのドアノブを握っている。…
>>続きを読むジャックの行動や言動はあまりにもいき過ぎていてずっと理想でしかなくて滑稽だけど、それではダメですか?
自意識過剰で想像しつづけて、すれ違った人と刹那的な恋に落ちることを夢見てるのは恥ですか…
ただ…
日常にじわじわと侵食していく恋を描く本作。
交錯する二人の想いが細やかに描出されており、静かでしっとりとした魅力を感じた。シナリオの良さは原作が原作なので、当然担保されているとして、すべてのカット…
手は口ほどにものをいう。
ブレッソンの手の出し方、物にフォーカスを置くカメラの配置は好き。
夜のぼやけた中映る2人の顔はずっとインパクトある美しさだけど、昼間の時間の色味がそれによって映えてる。…
靴音や戸を閉める音、車の走行音などの環境音が非常に豊かで、派手な出来事が起こらなくてもとても引き込まれる作品。ぜひ劇場で見るべきと思った。挿入曲のセンスも抜群。体の一部や特定の物だけを映す撮り方も上…
>>続きを読む© 1971 Robert Bresson