マストロヤンニとアンナ・カリーナの共演ってすごいよねえ。ぜんぜんしっくりこない。ルパンとコナンが共存する画面の違和感みたいな。混ぜるのに躊躇するような、画風も線も顔料もちがうかんじ。同じ時代に生きて…
>>続きを読む文芸坐ル・ピリエで鑑賞。(2本立て)
当時、名画座では、やたらとヴィスコンティ監督の映画が上映されていた。
母親の死、恋人の存在、という環境において、人生の空しさを感じている男(マルチェロ・マスト…
早稲田松竹のヴィスコンティ特集にて.
ヴィスコンティは貴族を描いた映画しか観たことがなかったので,胸毛を生やしたマストロヤンニを筆頭に汚い人々が次々と映る映画は新鮮でした.
「夏の嵐」に比べると,各…
このレビューはネタバレを含みます
夏の酷暑。汗を拭う姿が悩み頭を抱えるようなマストロヤンニ。遠くに並ぶ傍聴者たち。団扇で汗を飛ばす姿が冷たく映る。独房での最期、警備員がマストロヤンニの両手を拘束する。掌を奪われたマストロヤンニは憑き…
>>続きを読む映画の中が本当に暑い熱い…冷房効いてるのに全然熱さが伝わる。映像で見てるので主人公の動機も感覚では理解できる。でも実際、説明しろと言われても私もそれはできない…。
目に見えるように何か感情を表す(…
ヴィスコンティでも何だか異色の作品。無信仰であることがムルソーと共通してるから?
出演者も異色。アンナ・カリーナがヌーヴェルバーグ監督の作品に出演してる時とはまるで別人。(海でのシーンはそうでもない…