『心のともしび』(1954)DVDで初鑑賞。先日『風と共に散る』で初めてダグラス・サークを見たが、本作はさらにドラマティック。劇的さのお化けみたなメロドラマだった。「都合よくそんなことが起きるとは!…
>>続きを読む展開はあまりにも出来過ぎているが、それを差し引いても“メロドラマの巨匠”ダグラス・サークの代表作の立ち位置に収まるに相応しい名作である。
医学部を中退した経歴のある、大金持ちのプレイボーイで何事も…
オープニングのボートのシーンの狂い方。全体的にモンテヘルマンの果てなき路的な変な不穏さあり。個人的にロック・ハドソンは完全には好きになれない何かがある(そこが良さ)。最後の最後に主人公が見上げるとそ…
>>続きを読む正直、本当に粗雑な脚本でフィルムスタディーズが指摘したダグラス・サークのアイロニカルなテーマとはこういうことか、というのが一番理解できた作品だった。
お涙頂戴的なメロドラマ要素の闇鍋のような物語で、…
かなりおもろい。素晴らしい。
冒頭の運命にまず感動し、ボブを観客に受け入れさせる流れもすごい。悲劇からの悲劇からの悲劇。だからこその暗闇のシーンが光る。いままで切り返しをずっと見張っていたけど結構ア…
冒頭からクライマックスの勢いで映画は始まるが、もっとさらなる状況が待っているのです。長い長い時間をかけて行き着くところまで行くわけだが、それまでの過程に驚くし、純度が凄いとでも言えばいいのか…いやは…
>>続きを読むロック・ハドソンが転がり落ち、失明したジェーン・ワイマンが砂浜へと階段を降り、鉢が落ち、飛行機は降下する。二人の出会いはとことん落下によってもたらされる。
そして自分のせいで悲劇を生んできたハドソン…