過酷な大西洋の荒波が打ち付けるアイルランドのアラン島に1年以上滞在して島の暮らしを撮ったフラハティ監督の記録映画。岩だらけの断崖、土の少ない土地で石を割り回りを囲い海藻を敷き詰め岩の間から掬い取って…
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スコットランドとアイルランドの間にあるアラン島の人々の生活を追うドキュ・ドラマ。
少年の目線を軸に、土の殆どない岩場、岩を砕き、海藻を敷いての畑作りや、崖っぷちでのニシン釣り、アシカでの遭遇などが…
ネタバレ
あんな小船での原始的ウバザメ漁に驚愕!
長編ドキュメンタリ-の父とされるフラハティ監督1934年作品。
ドキュメンタリーとはいってもやらせはあるんじゃないかと疑心たっぷり。
荒い波の…
博物学的記録映画。
映画ってのは、当初から演劇や見世物に寄っていたのか、なかなかこういうのは探せなくて、残念。
映画が、本来持っている機能だと思うんだけどな。
80年代以降、交通の発展と、メデ…
スラップスティック的な農業や釣りのシーン、アクション映画のようなサメ漁のモンタージュなど、ほとんど演出のように見えないモアナに対して、この映画は明確に劇映画的な演出がされていることがわかるようになっ…
>>続きを読むドキュメンタリー映画の父ロバート・フラハティの作品
極北の怪異に比べると少し物足りなさを感じてしまう
しかし当時の生活を映像として記録するという素晴らしいことをしてくれたおかげで100年近くたった今…
大西洋からの強風にさらされた岩盤の上に海藻と少ない土で畑作りをし、3、4人乗りの小舟でウバザメ漁で肝油作り。アランセーターの故郷はまだ100年前は自然の脅威の中でも知恵を出し合いながら人々が暮らして…
>>続きを読む情報過多の世界に慣れた目には、人間が自然と向き合ってただ生きる、ということがもっとシンプルだったであろう約100年前の世界が新鮮だった。昔の映画って、時々ぶん殴られるような衝動を与えられる。圧倒的な…
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