アランに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『アラン』に投稿された感想・評価

Babi
4.8

映像人類学の講義にて鑑賞。

アイルランドは「西洋」の枠組みにありながら植民地主義的支配を強いられた「非西洋」として捉えられることを知った。

命懸けの画角取りや、生活の営みを忠実に再現する異常な努…

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フラハティが、世界でいちばん荒い海に面しているといわれるアラン諸島に1年半滞在し、島民の暮らしを記録したドキュメンタリー。鮫狩りや、巨鱶の背中に銛を打ち込み、引きずられるシーンは忘れられない。
sima
5.0
半ドキュメンタリー。

嘆きながらも「でも命がある」と前を向く強さ、過酷な環境を受け入れる強さに勇気付けられる。
新藤兼人監督「裸の島(1960)」と重なるものがある。

ウバザメの漁が印象的。思い出したのが、ロッセリーニの『ストロンボリ』のマグロ漁のシーン。ロッセリーニのマグロ漁のシーンがお気に入りなのだが、それに比べてカットを割り過ぎている印象。もっとじっくり見た…

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ロバート・J・フラハティ監督作品。
アイルランド西のアラン島で、監督自身が1年半住み込んで撮影した記録映画。
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。

写されるアラン島の風景がとても魅力的。断崖絶壁…

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4.5
もはやドキュメンタリーには全く見えないアクション映画のよう。ウバザメの登場シーン!時間止まった。バカデカザメとの闘いは見応えあり
ラスト、父ちゃん帰るのか?帰れるのか?あれで帰ってくるの凄い。
(『モアナ』の所で作家全般を述べた。フォード+エイゼンシュテイン、細部への不満も吹き飛ぶ。)
荒波に浮かぶ船かっこいい!!
それ以外も絵面がかっこいい場面が多い。
ドキュメンタリーではないと思うけど、面白かった。ネオレアリズモの源流的な。フラハティ好きだ。

タイトルで1万点加点!!!!!
4.3
ドキュメンタリーは嘘をつく
という言葉を一番映像化できた作品なのではないのか
流石にローアングルと俯瞰のカットバックはやりすぎ、大好物
rico
4.3

ファーストシーンから、「ここで生きるのは死と隣り合わせなのだ」と問答無用に見せつける。
ラストシーンたちの緊張感と美しさ。
言葉がなくても、切り立った崖に歩く母の姿だけで如何に自然が大きく、人間が小…

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