1977年にBBCドラマ枠用に制作されたケン・ ローチ監督の二部作テレビ映画。脚本は『ケス』のバリー・ハインズ。
■第二部:現実との直面
皇太子視察から1ヵ月後、炭鉱で爆発事故が発生。坑内に取り残…
コメディ色が強かった第一部と変わり、こちらは舞台となる炭鉱で爆発崩落事故が発生するシリアスドラマ。
監督が初期から一貫して持ち続けている思想が訴えかける第二部だった。
主人公が事故に巻き込まれ…
第二部は、第一部で提示された顔を、冷酷な数字と制度の言語で切り裂いていく。賃金、コスト、補助金、そして国家の論理。炭鉱労働者の生活が、いかに経済合理性の名のもとで切り捨てられていくかが淡々と示される…
>>続きを読む第1部
炭鉱会社の経営層、炭鉱夫とその家族の日常が
力みなく描かれる。
第2部
炭鉱で人災が起きる。1部を観たからこそ
結構心配になり、行く末を祈りながら観た。
責任を取る気でいる真っ当な経営者…
前後半、どちらも大騒ぎなんだけど、その対比が実に面白い。前半(第一部)は喜劇ときての大騒ぎ。権力に尻尾を振って馬鹿馬鹿しいことをしてしまう滑稽な管理者たちと、それに付き合わされる労働者たちの、残酷な…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
南ヨークシャーの炭鉱町を舞台にした2部作の2作目。
皇太子の視察が終わって数週間後、ミルトン炭鉱で爆発事故が発生し8名の炭鉱夫が取り残された。 懸命な救助作業がされるが、崩落の影響は大きく、救助は難…
いろいろな怒りみたいなものを笑い飛ばす鉱夫達を、コメディベースで描いた第一部とは打って変わって、第二部では炭鉱事故が起こった非常時の鉱夫たちが描かれます。
その意味では、第一部のエンディングの静か…
このレビューはネタバレを含みます
©Journeyman Pictures