落葉樹の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『落葉樹』に投稿された感想・評価

2025.02.10
監督.原作.脚本:新藤兼人
出演乙羽信子(母 近藤とよ)
  財津一郎(父)
  小林桂樹(初老人)
  園みどり(長女 近藤久代)
  若葉しをり(次女 近藤秋子)
  川道…

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新藤兼人の幼年期を自身(老作家)で回想した自伝的映画。広島の豪農一家の兄1人姉2人の末っ子として生まれ何不自由ない生活を送る日々、夕刻には門前で母の夕食を呼ぶ声がこだまする「ハルさん、ご飯じゃけえ帰…

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新藤兼人は豪農だった生家の没落後に尾道に引っ越し大林宣彦の実家の隣に住んでいた。映画界入りする前は高橋源一郎の実家が営む自動車卸に勤めていたらしい(Wikipedia情報)。面白い経歴
ekn
2.5

母と息子の衝撃の入浴シーンに度肝を抜かれた。新藤兼人はイカれてる。北野武もなかなかのマザコン具合だと思ってたがレベルが違う。
母親が息を引き取るとき、パイプを燻らせるときと同じように無表情のままの父…

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Roca
4.0
新藤監督の実体験に基づいている。
初老となった作家が大好きな母親が亡くなるまでの家族との日々を回顧する物語。
優しく、誰の悪口も言わない母親。家族に愛された母親に涙。
お風呂のシーンにはビックリ。
4.7
マザコーン!
乙羽の信子ちゃんの母の愛っぷりがすごい。お弁当のくだりとか泣けるのは自分がババアになったからかなぁ。
失われていく全てのものの哀愁をシンプルに描く新藤兼人の職人技に痺れます。
otom
4.5

久々の鑑賞。うーん、喪失。トトロにも出てきそうな失われた日本の風景、そしてマザコン映画としてはトップクラスの出来映え。鬼婆から狂気の演技等々の振り幅の広い乙羽信子だからこその底無しの愛情表現、動かざ…

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大林監督の「さびしんぼう」と甲乙つけがたいマザコン映画の傑作。
瓦をはがすシーンとおてぃんてぃんキッスのシーンは衝撃的。
マザコンという言葉を嘲弄するのは日本ぐらい。
マザコンと母親依存症は全く別物。
あ
4.8
おっさんの幼少期(母との思い出)の回想録
寝る前に話をしてくれる、おんぶされて坂あがる、買って〜地面ゴロゴロして母親困らせるところとか懐かしすぎて涙が出た
Taka
3.0
この映画は二度と観ない。
過ぎ去った時間に埋もれた過去の様々な想いが浮かび上がってきてしまうから。

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