繋がるということ
1980年代のテレビから流れる超能力ムーブメントを見ながら透視から生まれる通じ合いの力に可能性を信じたくなる作品。という印象。
『星の子』のような雰囲気かと思えばそうではなく、…
《危うくまばゆい11歳の夏》
タイトルの『RENOIR』の“O”の形がいびつなのはまだ完成していない彼女の心を表しているのでしょうか。
第78回カンヌ国際映画祭、コンペティション部門出品作品に選出…
わたしはこういう幼少期ではなかったから、
共感とかは感じられなかったし
はじめは フキちゃんみたいな子って苦手だなって思ってたけど
見進めていくにつれて、フキちゃんもほかの子どもと何も変わらない部…
山に残された足跡は、周りに漂う強烈な獣臭によってオオカミ男のものだとニュースになったように、人が死ぬという捉えどころのない事象は故人が残した匂いによってはじめて実感されるのかもしれない。
人が死ぬ…
11歳の少女の回りで渦巻く
生と死
出会いと別れ
冒険と発見
冷たさと温もり
女性監督が描いてこその生々しさ、冒頭のシーンも相まって、いくつもの不幸な展開を想像させられてしまい、割りと不快感をも…
この暑い時期に、避難するように入った涼しい映画館での鑑賞。
実際の季節も相まって、フキの視点を自分がそのまま体感するような、子供ならではの純粋な視点でみる世界がとても美しく、時に現実を突きつけられる…
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