決まりに決まったモノクロの映像がスタイリッシュで素晴らしく、惚れ惚れする。
「狩人の夜」のような美しい映像で、それはストーリーにも似たものを感じる。ただ、映像の静謐さには溝口のDNAを感じ、長編一本…
土手の斜めと土手下の逆斜めの対角線が画面を三角形に切り取る構図
クララがそれをなぞるように走ることで空間を立体的に浮かび上がらせている気がした
構図を立体化するために人物の運動がある気がする
ストー…
コスタの映画的記憶が色濃く反映された映像における視覚的快楽の到達点みたいな映画。
『骨』と連続して見れば、このシネフィル青年の究極の夢のような映画の、美学上の様々な技法が、その後のフィルモグラフィー…
まだ自分と距離がある
『溶岩の家』より読み取りやすいけど
好き嫌いや良し悪しを当てはめられるほど自分に土壌がないのだが、新鮮でこういうものが存在しているんだと知れて凄く嬉しい、もう一度観たい
ニノ…
このレビューはネタバレを含みます
想像以上に良かった見逃さなくてよかった。
モノクロームの陰影がいきた映像は怖いくらい美しく、冒頭からストーリーなんてどうでも良くなった
ストーリーが真ん中にしっかりとあるけれど映像はそんなものよりも…
モノクロの「クロ」・漆黒の闇が深すぎて、脳裏に残るため昼間のシーンの白さも曖昧に見える。最後のシーンに唯一目が覚めるような感覚になる。原因不明な怖ろしいイメージの数々がスクリーンから去っていった後の…
>>続きを読むペドロ・コスタの映画を初めて映画館でみて衝撃をうけた。白黒なのにハッキリとわかる光と影。一つ一つのショットがキマりすぎてて目が離せない。ロベール・ブレッソンのラルジャンに近い、終始纏う緊張感。過去み…
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