殺人者(コロシ)を追えの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『殺人者(コロシ)を追え』に投稿された感想・評価

mingo
4.0

58年野村芳太郎「張込み」にバリバリ影響を受けたB級団地映画としては一級品、上下に移動する撮影が印象的な本作(清順すべてが狂ってるのカメラマン萩原泉)だが幼稚園バスジャックでの格闘など見所も充分な秀…

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yaaa
4.0

おかずの具がパンパンに詰まって蓋がすこし浮いてるぐらいの幕の内弁当の如く、ヒッチの「裏窓」みたいな張り込み、招かざる訪問者、監視対象者が気になる、近所付き合い、幼稚園の送迎バス…「団地」映画的ネタが…

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凄い室内美術。

昭和三十年代の団地風景がとても興味深い。テレビに扇風機といった小道具だけでなく、「家賃が現金手渡しで納めに行く」とか「タバコに火をつけるのはライターではなくマッチ」とか、今とは違う、そういう細かい描…

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強盗殺人犯が恋人の元に来ると予想し刑事とヤクザがそのアパートに張り込むお話

「平凡な人間が罪を犯す、だから怖いのさ」
3.0
〖1960年代映画:アクション:日活〗
1962年製作で、複雑な人間の心理描写を、団地という特殊な環境を背景に、ドキュメンタルなタッチで描く異色アクション映画らしい⁉️

2025年253本目

本筋とは関係ないようだけれど、細かいところで60年代前半の障害者表象が犯罪性=逸脱性を描いた映画にリアリティを多少付け加えている。「脳性小児麻痺」の弟がいると結婚にも支障をきたすと。「じゃあ殺すのか…

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鑑賞記録
60年代に、文芸坐オールナイト前田満州夫特集5本立てで、本作はプリント間違いで、舛田利雄「殺人者を消せ」が届いた。ようやく50年ぶりに観ることが出来た。

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