彼女の苦しみを、ドラマとしてではなく、彼女が生きていること追いかけて表現しているところが好み
カメラと彼女との距離が適切で、編集も良いため、なんとなくばーっと見れちゃうけど、1カットずつ意識してみ…
友人の薦めで鑑賞。
ただただ真っ当な生活を追い求めた少女の奮闘。
作中には晴れ間がなく、少女に笑顔もなく。酷くどんよりした雰囲気の中でストーリーが展開していきます。
自分の知らないところでこう…
久しぶりにダルデンヌの映画を見た
ああこの感じ
このカメラワーク
あともうちょっと、あと3秒このシーン見たいのに、なんか言いそうなのにってところで次のシーンに行っちゃうもどかしいというかもうちょっと…
いっさい音楽は使われておらず、ロゼッタがひたすらに歩いたり走ったりするせわしない足音や水をくむときの音、長靴をしまってある穴に石を被せる音、釣りをするときの沼の水音…すべての音が冷たく無機質に感じる…
>>続きを読む「あなたはロゼッタ」
長回しで、カメラが動くので、正直観ていて酔った。けれど、長回しで被写体を追うような形だったことに加えて、音楽が一度だけということもあり、フィクションではあるが「ロゼッタの生活…
このレビューはネタバレを含みます
逞しく健気。そして逞しい。
自分のことを「愛と正義の人間」と思ってるし、よく冗談で言ってるけれど、それもこれも恵まれた環境で育ったからこそのものだったんだなと、改めて親に感謝。
親のすねかじっ…
初見。字幕。
まだあどけない少女の視点で描かれる貧困のあがき
唐突にロゼッタが職を失ったシーンで映画は始まる。あまりにも必死に解雇の撤回を求める彼女。諦めて家に戻るとそこはトレーラーハウスで母親は…
いつも重い荷物を持って踏ん張っていたロゼッタが、転んでしまって泣いてしまった最後。悲しみや弱さをさらけ出したところを見たときに、彼らの作品は、最後に希望が見いだせるって言われることの意味が、やっとわ…
>>続きを読むロゼッタ、彼女の救いはどこに。
行動と僅かな言葉の残酷さ、先の見えない絶望的な移ろい。
母親の体や小麦粉の袋、そしてガスボンベと。
ロゼッタが重荷を背負うイメージが終始付き纏う。
『息子のまな…