祖国に閉じ込められたフォトジャーナリストのファトマと、祖国から追いやられた映画監督。政治と戦争の影響下で生きていた母娘ほどに歳が離れた2人の、一年に及ぶ通話を切り取ったドキュメンタリー。
2024…
自分が何気なく毎日生きていることにすら罪悪感を感じてしまう、それくらい苦しくて残酷な現実。笑顔なんて消えてしまいそうなのに、電話のたびにファトマがいつも見せるあの明るい笑顔、眩しければ眩しいほど苦し…
>>続きを読む〈私と兄弟たちは、この戦場で300日間死に続けてきた・・・300日間、私たちは赤と黒の色しか見ず、死の臭いを嗅ぎ、苦いものを食べ、死体しか触れない・・・家族11人を失った。私にとって最も大切…
>>続きを読む私達が目を向けて、知らなければいけない現実
イスラエルによるガザ地区への侵略が始まった2023年10月から
フォトグラファー、そしてジャーナリストとして、ガザ地区のいまを伝えようとするファトマ
と…
戦火の渦中でもつねに笑みを絶やさないファトマの顔が少しずつ、少しずつ翳ってゆく。2024年4月、いまわたしがガザにいること、世界にとって重要な場所にいて、自分のカメラで現実をドキュメントするという責…
>>続きを読む©Sepideh Farsi Reves d’Eau Productions