このレビューはネタバレを含みます
モノクロで、見応ええる作品でした。土間で働く靴職人の父。
え?ここが台所?っていうような狭い場所で、もぞもぞする母。
その母の作っている内職の人形が、病んで戻ってきた娘を迎え入れる時に、バサーッ…
思ったよりアクティブで楽しい芸妓映画。木下惠介の『香華』に出たの、この約10年後か。乙羽信子のキャットファイト、素敵すぎる。
そして、沢村貞子の背負い投げに心ときめく。
それから、置屋の女将を演じ…
人身売買は最大の冒涜っていうアジ文に始まるしカルチャーだからと美化することなく硬派でさすがだった。
乙羽さんの野球拳?のキレも凄い。
しかし終盤の泣きのシーンもウェッティ過ぎるし五十鈴さんは証文破っ…
デキすぎる乙羽信子がちょっと苦手なので、山田五十鈴が登場してからがよかった流れ。情にかられた吝蜀ババァ五十鈴が破り捨てた証書みたいのを芸奴たちの残したご飯粒で張り合わせる場面があったら嬉しすぎて卒倒…
>>続きを読む50年代黄金邦画の定番のでもある芸者物語。まずはずばり人身売買だと言い切ってから始めるあたり、質量あわせて日本最高の社会派だったこの監督らしい始まりで、かわいい音羽さん目当ての俺とかつい座り直す。立…
>>続きを読む“WE ARE NOT THINGS”な芸者残酷物語。同じ1953年の溝口健二『祇園囃子』以上に、芸者業の人身売買性をあからさまに告発している。
死んだほうがマシ生きてるほうがしんどいってこともやっ…
貧しく病弱な家族を養うため芸者として日々懸命に働く長女役の乙羽信子さま。
いくつかの恋も経験するが芸者ゆえに実ることはなかった……。
母は生活のため、ゆくゆくは次女も三女も芸者にして働かせようとして…
乙羽信子という最強の女優
化粧一つ 仕草一つで、ここまで表現できるのかと驚きの一言。
共演者との演技合戦も見ていて嬉しい。
内容は芸者残酷物語。
溝口健二の祇園の姉妹をリスペクトしていると思われる…