このレビューはネタバレを含みます
恋人同士みたいな父と子の親離れ子離れ…?ですかね…?父の友人の息子とともに路面電車に乗るシーンは、リョーシャでさえも新しい景色を見ているようで美しかった
これで後腐れなく親離れできたね…!と思いきや…
黄砂で煙ったようなリスボンの街並みがきれいだった。ガールフレンドとのやりとりで見せるトリッキーな切り返しや終盤の屋上でのやりとりなど、触れたら映画として崩れそうなスレスレの危うさで成り立たせてる緊張…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ソクーロフ監督のずっと気になっていた作品。映画館で35mmフィルムでの上映にて観ました。ちょっと粗い画質が味わい深かったです。
端的に言ってしまうのなら、息子の父離れも父親の子離れも、ある日ひょん…
窓と窓のあいだにかけられた木の板を渡ったり、路面電車に乗ったり、肩車をしたり、雪に降られたり、そのどれもが神秘的としか言えないなにかを宿していた。また、父親と息子が映る場面は彼らをまるで兄弟のように…
>>続きを読む超えていく映画ってのがある。僕はそれが好きだ。
無視された遠近法が世界をいびつな球体に見せる。世界観というやつが永遠のようで実は完結している。それが生々しいほどの父子間愛の答えだろうか。
暖色の…
実は君の名前で僕を呼んでを見て連想したソクーロフのこの作品、今更ながら振り返ってみてやはり素晴らしかったなとつくづく思う。
自分は性描写が露骨になりがちであるが故に同性愛映画はあまり好きでないのだ…
軽やかな美しさで静かで暖かい
怒っているのか愛しているのか
悲しんでいるのか嬉しいのか
理解が全く追いつかないのに目が離せなくて引き込まれたら抜け出せない。
深い詩のような言葉は無意味なのか哲学なの…
「父の愛は、苦しめること。息子の愛は、苦しめられること」は正に、キリスト教における父なる神と、十字架にかけられるイエスの暗喩的な表現だろう。父子の度がすぎる程の愛から近親相姦へと向かうが、単純にホモ…
>>続きを読む