6/29@新文芸坐
浅草育ちの三姉妹。上二人の姉は幼い頃から母に厳しく家業を仕込まれ、末の妹は大きく縛られる事なく暮らしていた。
成瀬巳喜男監督初のトーキー作品。
30年代の浅草の活気に溢れた風…
浅草で三味線の弾き語りで辛うじて銭を稼ぐ三姉妹。つらく人に当たる擦れっ枯らしの母に、男を作って家を逃げ出した長女に、三味線どころかモボよろしくダンサーとなり年上の男を見つけた自由奔放な三女。そんな姉…
>>続きを読む1935年製作公開。原作川端康成。脚色監督成瀬巳喜男。成瀬監督の初トーキー作品ということです。
川端康成の原作ということから異界の世界でも描かれているかと思ったが、そのような雰囲気を漂わせている長…
男ができて家を出た長女、恋人ができたダンサーの三女、そして姉妹を理解し家庭を支える次女の物語。自身も不幸な境遇にありながら自己犠牲を厭わない次女がいじらしく哀しい。
2022年6月27日 再鑑賞@…
戦前の娯楽の中心地だった浅草の様子が写されている。夜の漆黒の中で電灯だけが隅田川に反射している画面が非常にスタイリッシュ。三女が加盟している浅草オペラの様子も面白く、こういう所で川端康成らも推し活に…
>>続きを読む戦前の活気に満ちた浅草の風景や、そこに住まう人々の生々しい生活や空気感を見ることが出来る貴重な作品(原作で描かれている不良グループや悪所は省かれているけど)。そしてそこで派手に遊ぶ客やきれいに着飾っ…
>>続きを読む池袋・新文芸坐での『成瀬巳喜男監督特集』で鑑賞。
母親が娘の三姉妹に三味線流しをやらせて生計を立てているが、長女は不良の仲間とツルんでしまい小杉という男とデキている。次女が一番しっかりしており、「…