成瀬のトーキー第一作目だが、口ずさむ歌でシーンを繋いだり列車のガタンゴトンで緊張感を醸したりといきなり飛ばしてる。顔から足へのカメラ移動ではじまり足から顔への移動で終わる川辺の散歩シーンの対称性、踊…
>>続きを読む撮れたてのようなピカピカのプリントと明瞭な音声。
カジノ・フォーリーで活躍していた三女梅園竜子のキュートなモガぶりがステキだ。滝沢修と駆け落ちする長女細川ちか子がいかにも艶っぽい。なのに不幸を一身に…
流れる浅草の喧騒。だんだん人間に焦点が合ってきて、最初は漂うがごとく、二度目のフォーカスでやっと明確になる次女。恵まれた三女の華やかな登場も相俟って、この冒頭だけでグッとくる。彼女の、すべての負を引…
>>続きを読む「幸せだと感じた事はないけど、不幸せだと思った事はないわ」
成瀬巳喜男トーキー映画一作目
この頃の和と洋が混在している風景が好きだな
一回もお目にかかった事がない流しの方のお話だった
今飲み…
1935年公開との事で、主人公が自己犠牲に徹していたり、洋風趣味の姉妹に対して常に和装を保っていたりで軍国主義の影を感じる。
ナラタージュや、かなり動くカメラ、サイレントを思わせるシーンなどが印象深…