料理を無闇矢鱈にアップして協調する必要などなく、佐藤浩市と三國連太郎の手つきをクローズアップや引きで撮り続ければ次第にその美味しさが観客に伝わってくるという動作への信頼。いんげん豆を受け取る感動的…
>>続きを読む普通に良質。
レイト・スタイル前の成熟とでも言うのか。
行きずりの街を思い出していると、ふいに後半、血の繋がらない妹からのお願いで、丹波ささやまの豆さんが現れる。匂の母の記憶。
樹木希林ですらまだ巨…
栗田がクイズに正解できたのは山岡を信頼したから。
山岡、海原の因縁は「実はあのとき……」的な解決ではなく煮豆対決、そして陶器対決へ。炎の切り返し。
佐藤浩市の「君もそうだったよ」で泣きそうになった…
人生ベスト!
時には余白を、時には人物配置で盛り上げて、空間描写がバツグンだった。生きた会話も心地が好くてずっと続いて欲しくなる。役者がみんなサイコーなんだけど、本作のハイライトな長回しが用意され…
再見。静かな傑作。
煮豆を通して父親が見ていた景色を息子が追体験をして、その追体験する息子を通して父親もそれを追体験する、それをさせたのは既に亡くなってしまっている母親であること。海より深い家族のド…
10年ぶりに再見。お吸い物作りに勤しむ佐藤浩一の腕前への寄りとそれを見届ける職人たちの視線の連鎖、雄山との関係性までで30分究極vs至高の2回戦までで1時間、この軽快さがあるからこそ煮豆に始終する後…
>>続きを読む日光東照宮には御香守というお守りがある。
これは本殿でしか購入出来ないお守りなのだが
御香守というお守りは全国でも珍しく、通常1年間お守りとして身に付けた場合は返納することが原則だが、これは香りが…
この企画は三國連太郎と佐藤浩市キャスティングした時点で勝利してる。いやーすごい。佐藤浩市はかなり山岡っぽいが、三國連太郎はむしろ北大路魯山人に近い。好好爺っぽいだけに「女将呼んできなさい」からのヒリ…
>>続きを読む父三國の籠を持って豆を売りに行く佐藤、それを陰から追いかける三國にまず泣くし、煮豆を掬うショットでヌッと差し出される三國の手の画面いっぱいに小さいこと小さいことで号泣。あと煮豆光りすぎ。私のひいおじ…
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