いい意味で人間味がある泥々した映画。
派手なBGMもなく、たんたんと話が進んでいくのですが
緩急がない訳でもない。
普段の明るい日々と後半のドタバタ感。
まさしく、日常と人間が描かれていた作品だっ…
言語化し得ない傷を前にして、それといかに向き合うのか。
飄々とした展開ながら、あるべきものがあり、跳躍もある。狂気や恐怖といった手に負えないものが、幻想的かつこじんまりと描かれ、フィクションに求めら…
「過去を償う」ということは、過去と向き合うことだけを意味するのか。未来へと進むことも償う道として許されるべきではないか。
高崎は悪役のようにも見えるけど、実は主人公のシャドーであり、たまたま両者の環…
東京国際映画祭にて、役所広司のQ&A付き鑑賞。
役所さんに会う機会なんてそうそう無いものだから、一体どんなお人だろうと思っていたが、ユーモアを備えた紳士という言葉が相応しい丁寧なお方で、鑑賞前に謎の…
自分の罪や過ちを認めるには、それを含めた自分を愛してくれる人達が必要なのだろう。そして、自分の汚さを知る人は、汚い人を愛せる。うなぎのエピソードが物語るように、人は、清らかなものとして生まれ、泥の中…
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