通り魔になってしまう理由が今ひとつ。佐藤慶が粗野な村人だが強姦魔にあんまり見えない。言っていることが割とまともだからだ。インテリと土着の相関図が入り組んでいる。新幹線のシーンが懐かしい。「愛の亡霊」…
>>続きを読む「悦楽」で愛と金(経済)の二項対立を描いた大島渚の次の課題は、「無償の愛」。
田村孟の筆は、戦後農村の近代化におけるインテリの”因習”への敗北を軸に据えつつ、不気味な欲望の化身/ムラ社会の「因習」そ…
白昼の通り魔強姦を続ける男。その男が白昼の通り魔になるに至った顛末と、それに翻弄される二人の女の話。
地味というか派手じゃないというかそういう映画。
連続強姦殺人犯というどうしようもない位置…
83.2993
恋愛とは無償の行為です
ずいぶんと野蛮な強姦魔、英介がやたらにモテる倒錯した物語。個人的には英介より、シノの強烈な生命力にやられてしまった。
最終盤の電車の中での先生とシノの問答…
泰淳の原作も面白いが小説の観念が映画でも損なわれずにアダプテーションされているのが興味深い。観念が映像だと説教くさくなっていた『狂熱の果て』を見た直後だからなおさら。ハイキーな撮影は『カポネ大いに泣…
>>続きを読む松竹株式会社