ふんわりと白粉(おしろい)の香りがする熱心な傍観者の視線。そんな樋口一葉の小説を映像化した至高のオムニバス。
「十三夜」
月明かりの夜、良家の妻になったが夫との関係に耐えかねて実家に帰った女が父親…
樋口一葉原作の短編三作品をそれぞれ映像化した1953年モノクロ映画。
十三夜と大つごもりはちょっといい話。
にごりえは何ともやりきれないお話。
邦画レガシーとして、また樋口一葉の文学世界の概要を…
樋口一葉の短編3本を選んだオムニバス形式の映画。
フランス映画「舞踏会の手帖」を観た時も思ったが、オムニバスというのは普遍的な魅力があるのであろう。
「十三夜」「大つごもり」は元のストーリーの面白さ…
樋口一葉の「十三夜」「大つごもり」「にごりえ」のオムニバス3作品
十三夜を読もうと思ってたとこだったのでちょうどよかった。
にごりえがメイン
感情移入的に杉村春子さんにしてしまったから
ちょっと移…
このレビューはネタバレを含みます
<人生に行き詰った女の悲哀>
70年前の映画なので映像、音質ともに十分ではないが、美術セットや照明に気を配った夜の街の映像が素晴らしく、想像していた“古さ”よりも、明治時代の情緒とか、あの時代を生…
昭和28年度キネマ旬報ベスト・テン第1位。樋口一葉の短編小説『十三夜』『大つごもり』『にごりえ』(1895)の3編を原作とするオムニバス映画。明治時代の立場の弱い女性の三様が描かれる。今井正監督と脚…
>>続きを読む独立プロ名画保存会