冒頭のOPで並ぶ美しい2人の若者の横顔
ペドロ・コスタの「血」を思い出す
市川崑の「満員電車」にも負けず劣らずな土砂降りの卒業式
影を使ったライティングがところどころに散りばめられていておもしろ…
ベルイマンが監督デビュー前に書いた脚本を、「令嬢ジュリー」のシェーべルイが監督した。高校生の主人公は、残忍な教師に虐待されていた。彼は学校の近くの雑貨屋で働く娘が好きだった。だが、彼女も残忍な教師の…
>>続きを読むベルイマン自作脚本の映画化第一号(当時26歳)。第1回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞11本のうちの1本。監督は後に「令嬢ジュリー」(1951)で2度目のカンヌ映画祭グランプリを受賞するアルフ・シェー…
>>続きを読む【第1回カンヌ映画祭 パルムドール】
第4回の『令嬢ジュリー』でも最高賞を受賞しているスウェーデンのアルフ・シェーベルイ監督作品。ベルイマンが脚本を書いている。
同じ女を愛した教師と生徒を描いた作…
作品の思い出より教師の部屋で隠れていた女生徒が階段の壁の影で表現しつつそのままカメラが教師を窓外までフォローして知らない恋人が出ていく後ろ姿に手をふるワンカットからすっと女生徒がオフ音で話しかけてく…
>>続きを読む第1回カンヌ国際映画祭のグランプリを、ロッセリーニ『無防備都市』など含め、全11作と共に受賞。
本作はベルイマンが映画監督になる前の貴重な一作。舞台演出家としてのキャリアから、世界的な巨…
イングマール・ベルイマン脚本。
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。
ヤンエーリクは高校の上級生で、彼のラテン語の教師はカリギュラと呼ばれ、サディスティックな態度でヤンエーリクにあたる。ある時、…
木下惠介の『女の園』より10年早い問題作。
教師による圧政の陰に蠢く欲求不満の告発は映画作りの動機となり、やがて学生運動の一因ともなっていくのだがら、根深い。
濡れ場は想像で補うよりほかないが、その…