原作は凄く画数の多い漢字があしらわれてる
というイメージだけあった 内容は知らず…
こんなにカオスだったとはね
まぁきっと寺山の溢れ出る情熱で
こんなことになってしまったんでしょう
いつぞやに…
すぐ後に鈴木清順が作るような和的芸術作品を先んじて寺山が撮った風な内容の中編映画。
やはりこういう不気味な日本的美しさが良い具合に出た映画ってのは悪夢的で強烈。
しかしこんな変な映画でいきなり主…
全場面が芸術作品のようで全てが好み。
特に妖怪屋敷のデザインが素晴らしくて、昼間は上村松園「焔」・鏑木清方「妖魚」などこの世のものではない美しい襖絵が描かれているけれど、夜は月岡芳年の無惨絵に変わり…
現実に戻ってこれるのか不安になるような、只管魅惑的な狂気と恐怖の世界観。リフレインする手毬唄、手招きする淫乱狂女、妖怪の棲みつく屋敷、首だけになった母、繰り返される輪廻……無駄な描写が一つもない完成…
>>続きを読む国内外でカルト的人気を誇る寺山修司の作品。母親が口ずさんでいた手毬歌を探す話。
悪夢とカオス、ホドロフスキー、フェリーニ、鈴木清順を連想させる狂気的な日本の中に描かれた母親の呪縛。サントラとカット…