初見。「時間ですよ」の旦那役、あるいは「寅次郎相合傘」のパパ役といった「優しい人」のイメージだった船越が、眼光鋭い兵士を演じていて、ちょっとびっくり。映画が始まってしばらくは「これ本当にあの船越?」…
>>続きを読む若いミッキー・カーチスにこの役を振る采配がすごいな。持ち味の軽妙洒脱な雰囲気がここでは却って不穏に見えるし、痩せ気味なのもこの時代の日本兵に合ってる。撃たれたとき土下座するみたいに縮こまって倒れたの…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
愛犬家⚠️
原作にもふれています⚠️
市川崑監督。
原作大岡昇平「野火」
船越英二さんが飢えに苦しみ彷徨う主人公を見事に演じ切っていて、弱々しく迫力があります。
病気と飢えで生き生きとしておらず…
わたしミッキーカーチスになってしまう
塩を舐めて一筋の涙を流す
長い梅雨ですねぇという最期の言葉
でも俺は普通の暮らしをしている人間に会いたい
😭
「ゆきゆきて、神軍」のこと思い出しながら見て…
激戦中の兵士の飢餓。
兵隊も被害者なのを忘れてはいけないですね。
こういう第二次世界大戦の話とか見ると
自分の祖父母は
人生の青春を全て
こんな辛いことに費やしてしまってるという事
市民は望…
原作は、戦争=極限の飢餓と暴力と狂気、の最たる例として、人肉食をクライマックスに持ってくるも、表題は農作業という人の営為、枯草を燃やす「野火」であるというコントラストが強烈な名作。近年の塚本晋也の映…
>>続きを読む芋と塩。
人間が悪いんじゃない。空腹、空腹、空腹。腹が減っているのだから、戦争をする。人間が人間じゃなくなって、動物になっていく。本来の姿になっていく。戦争の映画。
「普通の暮らしをしている人に会…