このレビューはネタバレを含みます
まずは、初めの"穴"を穿つまでを延々と捉え続けるあの奇妙なまでに長いシーンに、ブチ抜かれた。そこからは、(ブレッソン的でもある) 滑らかに美しく描かれた脱獄の所作ひとつひとつに酔いしれ、小さな鏡の上…
>>続きを読むめちゃめちゃ面白い。ここまでリアリスティックな身体性を捉えた映画は今まで見たことなかった。穴を掘るだけで見入っちゃう。5人の男たちは全員魅力的だし、物語の本筋とは全く関係ないクモに餌やる警備員まで面…
>>続きを読むベッケル監督の遺作。とにかくコンクリートを掘リまくる。ロランとマニュの手際の良さ、日に何回もやってくる看守の見回りの中、作業を続ける緊迫感。小道具の知恵には感心させられました。
非常に印象に残るラス…
とにかく音がいい!コンクリートの削れる音、ささやき声、地下通路に響く足音……なんだかじぶんまで計画に加担しているような気になる。
ただの脱獄ものではなく、登場人物ひとりひとりの心のうごきまで掘って…
ジャック・ベッケルの遺作
間違いなくフランス映画史に燦然と輝く脱獄映画の最高傑作だろう
脱獄のための穴を掘る場面や鉄格子を切る場面で静寂の中にこれでもかとばかり音を響かせ、それが極上のスリルを生んで…
1947年 サンテ刑務所
重罪の未決囚たち
脱獄を決意 計画の遂行
昼間の作業音に紛れて大胆な穴掘り ガンガン コンクリートを叩く
下水道でも どでかい音をたててコンクリート崩し 高まる緊張感
新入…
ヤバいす。ヤバい。
そもそも刑務所出てくる映画って全然観たことないし、あるとしてもほぼハリウッドなので、「え、新人なのにそっちの穴は掘られないんですか…?」と最初は変なところで驚いた。囚人同士みんな…