眼科医マーティン・ランドーのエピソードと、ドキュメンタリー映画監督ウディ・アレンのエピソードが別々に描かれ、同席したパーティ会場で束の間交錯して、また離れていく。この間合いがなかなかよろしい。ユダヤ…
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登場人物達を、作中の映画にオーバーラップさせる手法が、複数の人物に線を引いて切り分ける役割を果たしていて、アホの俺にも優しい。
しかし、分かったようでよく分からん。
無神論者の眼科医は、殺人を犯…
タイトルの通り、重罪と軽罪をテーマに2組の夫婦を描き出す。ウディ・アレンにしてはかなりシリアスな雰囲気で、いつもとはほんの少し毛色が違うなぁと思ったけど、それでもやっぱり会話の応酬で展開されていくス…
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「ウディ・アレンの重罪と軽罪」
富も名声もあるが、愛人に翻弄され、殺し屋を雇ってしまう眼科医と、夫婦関係も仕事も上手くいかない売れないドキュメンタリー映画監督を描いたシニカルコメディ。
二人の人…
マーティン・ランドーの愛人殺しの話とウディ・アレンの売れない映画監督の話、二本を一本にしているのが閃きというか剛腕というか。なんならアラン・アルダの成功している俗な表現者からも切り込めるし、志高くて…
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重罪と軽罪?を比べる構成は面白い。
ただ重罪の方、道徳を捨てたから、と言うことなんだろうが、急に何とか気持ちの整理出来てるのはなんとも…。警察だって捜査するだろうに。
振られたウディアレンの表情…
家庭も仕事も満足だが不倫をしている眼科医。
記録映画の監督はわがままな俳優にふり回されながらも、心の支えは彼女のみだが。
この二つの箇所が交互に描かれるが、重罪と軽罪の邦題が示すように、それぞれの…