エンド・オブ・バイオレンスの作品情報・感想・評価

「エンド・オブ・バイオレンス」に投稿された感想・評価

ヴェンダース作品がほんとにどうでもよくなって随分経つが、この作品は安くて空っぽでやたら思わせぶりな、不穏ムード一本で撮っていて、いまみたらとても良い。というかいま自分がもっともみたい雰囲気の作品だった。天文台のモニター室からのハリウッド周辺の映像。ヴェンダースが散々やり尽くしたエドワード・ホッパーのオマージュのなかでいちばん下世話で丸パクリで、その空気がもはやベストの取り入れ方な気がしてくる。主演がビル・プルマンなのももちろん素晴らしい。
●'98 6/?〜名画座上映
(初公開: '98 3/14〜)
配給: 松竹富士
ワイド(Super35/シネスコ) DOLBY
国内: DOLBY SR
6/25 10:20〜 ギンレイホールにて観賞
フィルム上映 ドルビーA映写
パンフ購入

同時上映:
「パリ、テキサス」
依緒

依緒の感想・評価

2.0
何が何やら、事態を把握するのに結構かかってしまう。
バラバラな上に説明が少ないので、天文台でしていることの意味、誰が撃ったのか、スペイン人の母娘、キャットの立ち位置、諸々よく分からないまま進んでしまい、最後までぽかーん。
普通にサスペンスとしてざっくりと観る分には、まぁ…
私向きではなかったようで(^_^;)
電気羊

電気羊の感想・評価

1.1
殺人の動機が弱すぎる。伏線は張ってみましたが上手く繋がりませんでしたって感じかな。
くだらないバイオレンス映画が多い、その皮肉で、あえて、わざと、くだらない映画を作った。人間は本質的に暴力を求める。残酷なシーンが好きだ。人間は他人の生活に興味がありのぞきたい。人は人を殺す生き物だ!そんな意味かな?理解できませんでした。
ことの次第やリスボン物語みたいな、ヴェンダースが時たま作る業界人映画の一つだけど、語り口が出来損ないのコーエン兄弟みたいで怠いと思わずにはいられなかった

でもさすがのヴェンダースというか監視カメラを使った表現等映像的には面白い試みが散見され、上記のことの次第やリスボン物語と比べたら劣るものの、そういう挑戦的姿勢のおかげでつまらないと単純に切り捨てられない良さがあった
ロラン

ロランの感想・評価

4.5
世評は優れないけど、ヴェンダースの中でも好きな映画。終盤、アンディ・マクダウェルとビル・プルマンが再会する場面のカーテンは『パリ、テキサス』のマジックミラーに匹敵する。
ans

ansの感想・評価

2.5
ヴェンダース監督の異色サスペンス

敏腕映画プロデューサーと都市監視システムの管理人 共に暴力に翻弄される
エンタメ映画としてつまらないが個々シーンの見せ方は見所あった
雇われ庭師のメキシコ移民がいい人達で良かった
難解だったけれども、映像が粗くなったり、いきなり画面が変わったりなどして飽きさせないような、先が読めないつくり。

答えはあるのかないのか…と、思う。

唯一気になったのは、男と寝ていた後なのに、バスローブの下にランジェリーを着けていたというところ。

そこだけが、大きく違和感を感じてしまって。

そういう違和感がバイオレンスという事なんだろうか…?
二兵

二兵の感想・評価

2.9
90年代のヴェンダースは不調かつ迷走していたんだな、というのが良く分かる一本。

『ハメット』や『アメリカの友人』と同じ暴力をテーマにしたミステリーというかノワールだが、何をやりたいのかいまいち良く分からない映画だ。

この後『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でやっと復活してくれるが、ヴェンダースがよほど好きな人じゃなければ観なくて良い作品だと思う。
>|