黒の超特急に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「黒の超特急」に投稿された感想・評価

4.0

本作の田宮二郎も一切何を動機に行動しているのかがわからない役柄ではあり、本人は金のためと言いながら冒頭で加東大介にしてやられたことに対する報復であることは何となく伺えるものの、謂くありげに登場する藤…

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梶山季之 原作
増村保造 監督作品


岡山県のある駅で不動産業を営む桔梗敬一(田宮二郎)を東京の東亜開発社長の中江雄吉(加藤大介)と名のる男が訪れた

中江は自動車工場用地としてこの辺りの土地…

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このレビューはネタバレを含みます

大映〈黒シリーズ〉全11作
増村保造監督は3作制作
3作目

ただ金が欲しかった者たち
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冒頭これは架空の物語とテロップが出るのは大企業の汚職に対する皮肉だろう。タイト…

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グイグイ引き込まれるノワール&活劇。
加東大介から車の工場建設の名目で、土地を売るよう迫られる田宮二郎演じる不動産屋が、欲を出した瞬間に巻き込まれるコンゲーム。
画面の中央や手前にいるヤツが場を仕切…

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砂場
3.2
梶山季之の原作を結構前に読み、映画も見てみたいと思っていたが、最近ようやくDVDを購入し、視聴。こんな話だっけと思いつつ(そもそも原作の内容もほとんど覚えていない)、それなりには楽しめた。
ビシッとして見える田宮二郎が金にだらしないダメダメギャンブラーのギャップがいい
死を直前に口からこぼれ出る音が「はだしのゲン」と同じ ギギギ…
4.0
超特急の題名に相応しい爆速ぶり。
タイトル出たらもう買収済みのスピード感に痺れる。
藤由紀子の野心見せつつもどこかくたびれた感じが退廃的で色っぽい。
生々しい殺人現場。
黒シリーズ最終作。
『夢の超特急』と言われた新幹線の建設の裏で、用地買収に絡む不動産屋や政治家が暗躍する話。

冒頭に架空の話である旨のテロップが出るが、殺人事件以外は如何にも実際にありそう。
3.9
どんどん大きな悪が姿を見せていくのが面白い。役者さんも最高。
4.0

 善人はお呼びでない。田宮からして堅気風のばくち打ちという柄で落ちぶれ株屋から転じて郷里岡山の俄か不動産屋。同類の臭いに儲けごころが悶えたのかデベロッパー加東の身辺、腹中なぞ確かめもしないのだろう、…

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