真っ二つに割れる湖水、水の大魔神。大映の天井の高いスタジオの特色を活かした俯瞰・仰角の高さ、大映スコープの横長な広がりで成し得た構図の美しさ。藤村志保、白装束の清楚な舞、艶。怒り狂う魔神を止める敬虔…
>>続きを読む 「今の世にそんなことなどあるものか!」
領土の野心に燃える武将は近隣の集落を襲い制圧する
地元の崇める御神像をも破壊する
乙女の祈りに応え魔神は復活する
前作同様、信心と涙に弱い我らが魔神様
…
このレビューはネタバレを含みます
60年代の特撮映画
民俗学的というか地方信仰の対象としての
巨大な神が人に対して暴れるシリーズ
特撮であり、時代劇でもある
当時もジャイアントロボとか
こう巨大な存在が暴れるものはちらほら出て…
前作とほぼほぼ同じ。
悪政を敷く悪い奴がいて、大魔神がそいつを懲らしめるってだけ。本筋も構成も、前作と何も違わない。
見せ方がちょっと違う。今作の白眉はなんといっても大魔神が海を割るシーンでしょう…