忍びの者 新・霧隠才蔵の作品情報・感想・評価

「忍びの者 新・霧隠才蔵」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.0
スカパーにて。
あれ?前作で霧隠才蔵は2代目に代替わりしたのに、また元に戻ってる。しかも家康も生きてる!時系列よ!
結局天下取りを果たした家康に対し、真田の残党の伊賀忍者が打倒を謀るという物語。
えぇ? 続・霧隠才蔵で家康の死を確認したじゃん。また同じ事をやるの?ネタ切れ感が否めないなぁ。

家康側の忍びに風魔一族。リーダーの大十郎に田村高廣。この人は実在?
劇中のセリフで「風魔は平家出身。伊賀は源氏出身」とあるけど、ホントかね???

とにかく執拗なまでに風魔の追っ手が伊賀忍者の残党を襲う!あっという間に仲間がいなくなる。
伊賀のくノ一に藤村志保。え〜〜〜?また?シリーズ何度目の登場ですか?流石に混乱するわ。裏切り者の汚名を着せられ、単身秀忠暗殺を狙うが風魔の罠に堕ちる。

ラストは、伊賀で1人になった才蔵が単身風魔に殴り込み。
これがロケ地が白川郷なの???まさか世界遺産であんな爆破や破壊の撮影してたのか?(当時はまだ世界遺産ではなかったとは思うが…それでも文化的価値の高い建築群で?)櫓とかぶっ倒してたぞ…。

なんか色々謎多き作品だなぁ。
風魔一族の首領と聞いて思い浮かべるのは、「仮面の忍者赤影」第4部に登場する、左卜全を白塗りにして凄い眉毛にして目の周りを隈取っぽくして口を下出っ歯にして「ばびらんちゃ〜ん」と怪獣をちゃんづけする、あの恐ろしい風魔雷丸(左卜全が演じているわけでは無い)。だからてっきり化け物じみた敵が出てくるもんだと期待していたら、現れたのは田村高廣。それはそれでクールで残忍っぽくて良いのだが、とうとう本シリーズも荒唐無稽路線に突入か!という胸騒ぎを収めるのには手間取った。

さて、内容。

相変わらず才蔵(市川雷蔵)の動機がピンとこない。「敬愛する真田幸村を殺した家康は憎いが、もはや徳川政権は盤石で彼1人殺したところで揺るがないから、その土台を崩すべく徳川一門親派関係者皆殺しじゃあ」と、頭でっかちな誇大妄想を呟く。だから才蔵の人間ドラマには期待できない。

一方、本作は7作目にして遂に忍者アクション・エンタテインメントになっている。風魔一族と伊賀忍者残党との暗闘は、燃えさかるヨーヨーをぶん回すのは見栄えはするけれど、それだけで一体どんな攻撃メリットがあるのだろう?という忍者映画ならではのハッタリも含め、それなりの見所になっている。