本物のモフセン・マフマルバフ✖️偽物のモフセン・マフマルバフ。人物がややこしく入れ替わり錯綜した雰囲気が映画全体を支配するアッバス・キアロスタミ監督作品。
やはりこの映画も黒澤明の『羅生門』やアラ…
モフセン・マフマルバフと対面してからはさすがにグッときたけど、あんまり好きじゃない。
録音失敗のくだりも、この世で2人だけの個人的な時間、2人が会話している様を観客は眺めるのみ、って感じで好きだっ…
このレビューはネタバレを含みます
モフセン・マフマルバフ成りすまし詐欺事件を聞きつけたキアロスタミが、すぐさま行動し公判の模様を撮影。実際の公判映像と、本人達が演じる再現映像で構成されたドキュメンタリー風の作品。
運転手やジャーナ…
状況にあわせて演じる"自分"を洗い出させる効果的な手法になっていて、それ自体がめちゃくちゃ面白い
サブジアンとマルマフバフがバイクで走るシーンで、マルマフバフの準備した話を聞きたいわけじゃないので録…
こんな映画は恐らく他に存在しないだろう。
なんと実際に起きた事件の被害者と加害者に、当時の事を再現させて撮られているのだ。
本物の裁判を収録したシーンもある。
つまり作中で語られる事の全てが真実だ。…
裁判のシーンの言葉が一つひとつ、
とても面白かった
もう一度見返したい
やはり、ドキュメンタリーの強さを感じつつ、
でも全ては演技なのだという
作りの面白さ…
彼を面白いと捉え撮影をしたキアロス…
・再現ドラマを本人が演じるということはフィクションなのか、ノンフィクションなのか
・映画というものは観る側だけでなく演じる側にとっても、現実の自分を遠ざけ理想の姿を引き寄せる装置なのだろう
・演じて…
短文感想 68点
アッバス・キアロスタミ監督の作品も、名作が多い中個人的にはやや苦戦しています。タルコフスキー程ではありませんが、やはりあまり合っていないのかなあ。。今作は実在する映画監督マフマルバ…
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