若尾文子に宮川一夫のカメラで悪くない訳ないでしょ。芦原の遊女なのに京言葉話す文子にクラクラ。しかし陰鬱度の高さは水上勉所以だなあ。男の感情はエディプスコンプレックスの変形にも思えるんだが。
芦原まで…
自分自身が望まない強姦のような性行為であったとしても授かった生命を堕胎した罰が夫婦を破滅させたのか。
不自然な関係を継続し続けた男の罪が二人を不幸にしたのか。
夫の不自然な対応から欲望を抑えきれなく…
このレビューはネタバレを含みます
素朴な映画かなと思っていたけど、だんだんと嫌な雰囲気が漂ってきて、最悪の結末を迎えてしまう。
夫婦生活がなかった上には強姦魔の餌食になった妻が気の毒でたまらない。
水上勉原作でその通りに描いたよう…
こうなったのは誰のせい?
もう人のもんになってるのに諦め悪く強引に今までのようなものを求めるクソジジイ?それに断りきれなかった玉枝さん?父親のことで勘違いし続けて性生活を促せなかった喜助?
数度…
若尾文子の代表作は
「青空娘」だと思っていたけど
これもなかなかよい。
着物姿のせいか儚くて
色っぽい。
誰に紹介されて
見たいリストに入れたか
覚えてないんやけど
入れててよかったな。
うーん。…