四十七人の刺客に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『四十七人の刺客』に投稿された感想・評価

4.5
マイ忠臣蔵ブームの中で鑑賞。

何度も映像化された忠臣蔵も、市川崑の手にかかれば不思議と斬新に見えてしまう。

高倉健の、朴訥な中に熱情を秘めた大石がいい。

このレビューはネタバレを含みます

今作も、『忠臣蔵』が、ベース。今作では、『浅野内匠頭』が、刃傷に及ぶ理由が、謎のまま終わる。『大石内蔵助』の、放蕩三昧のシーンも無く、『色部又四郎』との、読み合いという、スパイ映画のような、様相を見…

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4.1

赤穂浪士47名による吉良上野介邸への討ち入りを独自の解釈を交えて描いた時代劇。
映画誕生100年記念、ベネチア国際映画祭「ベネチアの夜」部門特別招待作品。
原作は池宮彰一郎の小説で、第6回 山本周五…

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赤穂事件の真相も気になりますが、
色部様が途中どんな夢をみていたのかも気になります。

本作を『最後の忠臣蔵』の前に観ておけば良かったです。
モダンな音楽、茶室に響く松風、衣擦れ、雪の夜の静寂。市川崑的注目すべき事象、瞬間の挿入。取捨。高倉健の桜色に染まった肌は誰得なのか。

この作品に出会うまで、様々な形で忠臣蔵を見てきたが、この映画の海外で47terroristとされたことに、10代の私は衝撃を覚えた。日本のある種情緒や、感傷、これらを排除したときに残る事実。これまで…

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