なんと陰鬱。
イタリアの映画。
WW2後の世の中をリアルに切り取る映画作品のことを「ネオレアリズモ」というらしい?
主演のアントニオとブルーノの親子は素人だという。それにしちゃ迫真の感があるが、演…
自転車を泥棒されたのに、気がつけば、自転車泥棒になっていた。自転車が重宝されるくらいの貧困の戦後イタリア、盗まれた自転車を探し続けても見つかることはなく、ついには他人の自転車を盗む決断をする。そこに…
>>続きを読む再見。悲しくも素晴らしい街映画。自転車パクって追いかけれるのも徹底的に縦構図。
ロングショットが生み出す疎外感がキレている。行方不明になって(水死したミスリードが挟まる)息子が姿を現す際の超ロングな…
自転車を盗む/盗まれるという今でもよくあることにドラマを見出だす。こんな小さなこと、と思えるような日常生活における感情の起伏に音楽を与える。
舞台が意外と古い街のように見えた。ローマ?
『ドイツ零年…
イタリア映画なのに英語なのはなぜだろう?と最後まで吹替版と気づかず観てしまった。
戦後の貧しさの中、生きることに必死な時代、冒頭から父親である主人公は仕事がなく死んだ方がましというセリフ。
なんと…
胸が潰れるようなこの状況を、1901年に生まれたヴィットリオ・デ・シーカは、実際に父親のうちに見たことがあるのではないか。原作こそ、ルイジ・バルトリーニによる同名小説とあるものの、時代の風景としてで…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
自分がフランスに行った時に、地下鉄の中で子供にすられた。電車の扉が閉まり、すられたと気づく前に子供達が降りていって、遠くからこちらに向かって何度もお辞儀をしていた。それがすごく印象的で、盗まれたのは…
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