タイトルは聞いたことあったので何気なく観始めたら、どんどん引き込まれてしまった。
職安で仕事を手に入れたリッチ…。しかし仕事のために妻がシーツを売ったなけなしの金で買った自転車を目の前で盗まれて……
このレビューはネタバレを含みます
時代の抱える苦しみが直球で描かれている。
ただの日常風景のようなんだけど、飽きさせない魅力があって画面から目が離せない。
というかこんなのが日常であることが本当に恐ろしい。
自分の足で歩いて努力…
このレビューはネタバレを含みます
貧しさは心まで貧しくする。
アントニオは最初はプライドがあって、ちゃんと仕事を探したり奥さんが占いに行くのを止めるほどだったけど、段々本当に追い詰められて占いに行ったり息子に手をあげたり、最後は自…
思ってた以上に自転車泥棒の話だった。いや、これすごいね。言ってしまえば画面に子供1人いるだけで「映画」になっている。ただの自転車泥棒の話なのに。ローマの街並みを大人の男だけがウロウロしていても映画に…
>>続きを読む父と子の悲惨で切ない話ではあったけど想像していたほど陰鬱ではなかったかな、微笑ましいシーンもあった
主人公アントニオは自転車を持っていないのに自転車が必要な仕事をもらってきて家でキレて妻に助けても…
不条理に次ぐ不条理。だけど本当に不条理に見舞われている時人は純粋なハッピーエンドよりも不純な現実に安らぎや共感を感じるんですわ、だってほんまに辛い時って人の幸せが辛くなっちゃうからネ。それがわからな…
>>続きを読む舞台は第二次世界大戦後、不況にあえぐイタリア。
2年間仕事にありつけなかった主人公アントニオ・リッチはようやく仕事を見つけるが、仕事に必要な自転車を盗まれてしまい、犯人を追うというストーリー。
…
戦後不況下のローマ。役所で実入りの良い仕事を振られるも、自転車がなければ採用はできないという。そこで、家族を食べさせるために、ベットシーツを質に入れ高価な自転車を手にする男だが、仕事に就いて数日で、…
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