戦後不況下のローマ。役所で実入りの良い仕事を振られるも、自転車がなければ採用はできないという。そこで、家族を食べさせるために、ベットシーツを質に入れ高価な自転車を手にする男だが、仕事に就いて数日で、…
>>続きを読むこの痛切な状況を、1901年に生まれたヴィットリオ・デ・シーカは、実際に父親のうちに見たことがあるのではないか。原作こそ、ルイジ・バルトリーニによる同名小説とあるものの、時代の風景としてではなく、お…
>>続きを読む「自転車泥棒」という題名であるからして、主人公が自転車を盗まれてしまうことを前提にして鑑賞することになる、また、盗まれてからも犯人の影を追うことになる為、とても集中して最初から最後まで観ていた。ここ…
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