4か国に接する北ギリシャの国境。片足をおろせば異国の地だ。テレビのクルーが難民の取材にやって来る。何人の中に、行方不明だった政治家の姿を見つけるが…。マストロヤンニ、ジャンヌ・モローを迎えた テオ・…
>>続きを読む一歩踏み出せば物理的に国を越えられる国境線の手前でこうのとりのように片足立ちで踏みとどまっている姿からタイトルがつけられている
国境は越えることより超えてからの方が過酷だと言われている
保護を求め…
島国産まれのせいで国境という感覚が無く、世間を騒がせているクルド人などというワードに最初の数十分はなかなか入れませんでしたが
川を挟んで結婚式、そして電柱…
国境も民族も曖昧だとなんだか途方もない…
圧倒的映像美。
アンゲロプロスの国境三部作の第一作として、本作はまさに「越えられないもの」を見つめ続ける。
川は流れている。でも、その向こうには誰も渡らない。
橋の上で立ち止まる人々。
鉄条網、軍服…
国境という簡単に越えられそうで難しい境界線を、川や失踪して難民の中に紛れて暮らす夫と探しだしても今の暮らしを捨てられず近づくことが出来ない妻など解りやすく画面にボーダーを映す演出があるためかアンゲロ…
>>続きを読むテオ・アンゲロプロス監督、国境三部作二作目。
映像や一つ一つのショットのインパクトが凄まじい。
抽象的なもののみならず、明確に国境が映し出され、そこから物語が展開する。
一歩踏み違えば殺されかねな…
国境とは何か?東西冷戦が終了し、シェンゲン協定のもと、実質的に国境を消失した欧州で、この作品の情感はすでに失われているのであろうか。河を挟んでの結婚式、このシーンにすべてが連れ込まれている。ラストの…
>>続きを読む