ひまわりとひきしお。隔てた川を跨ぎ、此岸と彼岸を繋いだはずの橋はまた分断される。もし今が1999年12/31だったなら世紀末と新世紀を分けるその狭間に新たな橋をかける事ができるのだろうか。新世紀を迎…
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居場所を求め続ける人達をただ遠くから静かに眺める目線。
<政治家・男>と<婦人>の再会の場面が本当に素晴らしいかった。DVDのブックレットで監督本人が、「婦人は「彼では無い」と一言、突き放すよ…
アダム・ドライバー似のジャーナリストが失踪した政治家の行方を追うというプロットだけど、かなり難解に感じた。件のマストロヤンニと暮らす女性と主人公が社交場(?)で見つめ合うのとか、サイレントの結婚式(…
>>続きを読むBGMと色を極力排したなかで、人々が疲弊し情緒が不安定な様子がとても伝わってきた。
死体の周りをヘリが旋回するシーンや、首吊り死体の周囲を女性たちが囲っているシーンも異質で印象に残るが、特に印象的…
アルバニアと接するギリシャ北部の町、通称「待合室」と呼ばれるその橋には戸籍を持たぬ人々が住んでいる。この町には国境沿いの孤独、不安、死の影が常に揺曳している。海に浮かぶアジア難民の死体、どんよりと灰…
>>続きを読む詩的で情緒溢れる美しくて寂しい作品。
正直今の自分には少し難解に思えた。
感じたのは、人と人の間の壁。それは国境だったり、心の問題だったり。
どこへともなく行く男性は居場所がない。今ここにいてもいな…