こうのとり、たちずさんでの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『こうのとり、たちずさんで』に投稿された感想・評価

McQ
3.7

この異様な光景を前にして、言葉には言い表せない〝何か〟は感じ取れる筈である。

『こうのとり、たちずさんで(1991年)テオ・アンゲロプロス』

カメラは遠距離から静止したまま一連の流れを捉えてる。…

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mimi
-
映画の新しい立ち位置を確立している
掲諦
3.7

島国産まれのせいで国境という感覚が無く、世間を騒がせているクルド人などというワードに最初の数十分はなかなか入れませんでしたが

川を挟んで結婚式、そして電柱…
国境も民族も曖昧だとなんだか途方もない…

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Juzo
4.9
アンゲロプロスの圧倒的映像美。
ラストシーンの美しさ。
4.0

国境という簡単に越えられそうで難しい境界線を、川や失踪して難民の中に紛れて暮らす夫と探しだしても今の暮らしを捨てられず近づくことが出来ない妻など解りやすく画面にボーダーを映す演出があるためかアンゲロ…

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Nao
3.5
国境周辺でテレビレポーターが失踪した政治家を探索する。『霧の中の風景』の次作だからか、なんとなく雰囲気が似てる。最後の電線のショットで惹かれた。
ラストが印象的。
土星
3.9
エンディングの絵画的美しさ。
2024 10.24 鑑賞
もうアンゲロプロス中毒になっちまったよ!
エレニ・カラインドローの音楽がたまらん!
島国は国境を意識する機会が少ない。物語の’国境’は橋の真ん中に線が引いてあるだけ。越えられそうで越えられない。根深い宗教民族難民問題。大物政治家一家とレポーター。川を挟んでの無言の結婚式が印象的。

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