冒頭出所したのかと思いきや、歩き去るニールを追いながら何気なく精神病院という文字を見せることで、その後の物語が虚構のように見えてしまうのが良かったです。
「飾り窓の女」で、飾り窓に映る女と目が会っ…
バザーでケーキを貰っただけの男がスパイの陰謀に巻き込まれていく。そもそもバザーが夜中にやっているところから怪しさ漂ってる。盲人にすり潰されるケーキ、電車でぶん殴られて降りた後や真っ暗な降霊会儀式の悪…
>>続きを読む盲人がケーキを突然ぐちゃぐちゃに握りつぶしたり、幽霊のような男がついてくるのが汚れたガラス越しに見えたりと、不条理に思えるショットはいずれものちになってその論理的な意味が開示されるのだが、それでも映…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
暗闇の使い方。
電気を消してドアがあいたら光が差してまた消える、とか。
視覚的にすごく好きだった。
屋上の下の電気を消せ!バン!バン!のとことかね。最後明かりがついて眼鏡があがってくる。
おもしろか…
『三つ数えろ』みたいな話の分からなさ。
ケーキを手に入れた瞬間の異様な空気の演出。
列車内の暴行から空爆の編集が素晴らしい。
クライマックスの扉越しの銃撃はもーう最高。何あの1発の穴。屋上の銃撃戦も…
たかがケーキからとんでもない話になったもんだし、殺人を疑われた主人公が警察の尋問に「降霊会で、、、重さ当てゲームで当てたケーキが、、、」と言った後に「あぁ、どう話しても正気の話に聞こえないですよね」…
>>続きを読む主人公とそれを追うナチスを外の天窓から映したショットや、暗闇にあく一つの穴、照明の点灯で警察の到着を知らせる簡潔さなど活劇的な充実が半端ではない。敵役の印象がまるでないのは欠点だろうが、それを補う…
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