◎主演の杉村春子は巧いが一人浮いた感じの凡作
1954年 東宝 35㎜ モノクロ 101分 スタンダード
*若干ホワイトノイズ、コマ飛びあり
冒頭の金勘定をしながらの加東大介(役名板谷)と杉村春…
筋が希薄でも、いやもしかしたら希薄であればあるほど成瀬ってクるのかもねえというやつ。「これだけ役者が集まればそりゃある程度見れる」なんていうのは本当らしい嘘で「これだけ役者が集まったからこそ大変」を…
>>続きを読む四人の元芸者が金銭にまつわる世知辛い日常を生き抜こうとする。若さには負けるが、熟した洞察力は、不甲斐ない男性諸氏に呆れながら楽しむ術を模索する。虐げようとする男女差別はここになく、女性の強かさ、男性…
>>続きを読む杉村春子にやり込められる細川ちか子と望月優子は「くさくさ」してるだけかと思いきや、終盤で細川の息子が北海道に発つことになり駅の待合室で若い芸者たちを目にしてから奇跡が始まる。見送りを済ませた彼女らは…
>>続きを読む新文芸坐 没後50年成瀬特集
成瀬ファンとしてあえて申し上げれば、辛味大根のようなヒリヒリした味わいや山菜のようなほろ苦さも感じられず味付が少々平凡とは言い過ぎか。
更にもって身の程わきまえず誠に不…