冬間近に咲く晩菊、50代の人生の酸いも甘いも噛み分けた元芸者衆4人のしたたかな生命力をシニカルなブラックユーモアで描く成瀬巳喜男監督の秀作。「結局はカネか!」と相手の甘言に惑わされる事なく冷静に見極…
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こないだ観た『赤線地帯』で沢村貞子が出演する映画を初めて観ました。
他にも観てみたいな。
原作 林芙美子
監督 成瀬巳喜男
主演は久しぶりに杉村春子です。
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上原謙の上目遣いを映した視点ショットが中年なのに破壊力すごすぎて、その後の台詞が全然頭に入ってこず、何回も繰り返しみた。戦前に生きてたら毎日が薔薇色だったかもしれん。今も既に少し見たくなってる。
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クライマックス、徐に降り出す雨が素晴らしい。この夜の雨のどうしようもない情感と湿気。その雨音と共に写真を燃やす。唯一あった幸せなる過去が今、灰になった。
芸者上がりの女は金貸し。
そこに金を借りに…
終始どこか不安な感じがして、何が起きるかもしれないとスリリングに観られる。それだけ杉村春子に感情移入させられる、上手い作りになっている。ラスト、加東大介と並びながら階段を降りていくシーンには、より今…
>>続きを読むもう何年もAmazonプライムの「観たいリスト」に入れていた本作をようやく鑑賞。戦後の貧しい日本で強かに生きる女性たちの生態を描く林芙美子の原作小説を映画化した、成瀬巳喜男監督の1954年作品。杉村…
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