特別面白くはないけど、この時代の画作りの感じとかファッションとか、まあ大雑把に言うと空気感、あと今の中堅俳優たちの若い姿とか、それらを“懐かしい”と思える世代で良かったなと思う。
旧さと新しさ、そし…
ボロ小屋の隙間から覗く青空は澄んでいて美しい。
家庭、学校から疎外された少女の無垢で無謀な逃げ道。
一見、温和に見えて病んでる母親役のりょうさんが怖くて上手い。
遠出して先生に会いに行ったのに、すれ…
監督自らがタイトルの害虫は周囲を破滅させるサチ子だと語っていて、描かれ方は「無力で無自覚で無責任に性的な少女であるサチ子に狂わされる主に大人の男たち」という視点が軸にある。
身も蓋もない事を言うが…
闇の青春映画。岩井俊二監督作品に通ずるシンパシーを感じる。しかし、こちらは鋭く突き刺してくるような感覚を覚える。
登場人物も少なく、理解易しめの内容。
終盤、火炎瓶を量産する際に主題曲『i don…