山田太一原作、市川森一脚色、大林宣彦監督といった、80年代の邦画を全身に受け止められる作品。
BTTFや浅田次郎「地下鉄に乗って」を感じられるようなタイムスリップして若かった両親に会いに行く筋立ては…
再鑑賞したのでレビュー追加します。
公開当時は主人公が自分よりだいぶ年上だったし、親も自分の親(昭和二桁生まれ)よりは上の世代に見えたのでちょっと昔話風にみてしまって、心情よりもレトロ感のほうに目が…
このレビューはネタバレを含みます
原作の小説を読んだ上で鑑賞しました。間宮は「間宮」然としてるし、原田秀雄は「秀雄」然としていた。そして、母ちゃんの父ちゃんも浅草のアパートにいるし、桂もちゃんといた。秀雄の元妻の姿がなく、声だけとい…
>>続きを読む近所の浅草が舞台ということもあり、今も変わらない町並みが映っていて何となく嬉しかった。
鶴太郎と秋吉久美子の夫婦役は息がぴったりで、幽霊でありながら温かくリアルな存在感があり、親子の交流は切なくも心…
前からTVで何度か見かけたことはあり、鶴太郎父ちゃん、秋吉母ちゃんがいい感じやった。今回初めてちゃんと観て、まさかのホラーやったとは‥。途中までは凄くいい雰囲気やのに、何が言いたかったのかさっぱりわ…
>>続きを読む学生の頃観て
惜しい!という印象のみ残っていた本作
30年あまりを経て観たところ
やはり結論変わらず
空中浮遊だけが要らない
それにしても
片岡鶴太郎と秋吉久美子演じる
主人公の両親が素晴らしすぎ…
下町の懐かしい路地裏に亡き父母との再会はあった。それはあの世とこの世の間に居る幽霊。日本の夏を感じるノスタルジックな怪談、死者はお盆に帰って来る…。ホラー要素も交えた大林宣彦監督らしい世界観で綴る傑…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「この芝居じみた夜が、それから私が体験することになる不思議な夏の、全ての始まりとなった」
12歳の時に自動車事故で亡くなった両親と、浅草の町で再会するひと夏の物語。
カナカナの鳴く夕暮れの中で、…
もう8月も終わりだというのに、災害級の暑さが続いている。そこで、夏の映画を観ようと思って、本作を選んだ。去年、イギリスで本作がリメイクされたということも聞いていたので(そちらは未見)。
中年の脚本…
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