老ガンマン二人の悲哀と哀愁、友情と信念。
もうこれだけで十分に最高。
ラストは悲しいけどあの終わり方以外には無いように思う。
一つの時代が終わる時、逃げ切れなかった人達の事を考えると涙が出てくる。
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誤解を恐れずに言えば、私はサム・ペキンパーという監督を然程買っていない。
内容が古臭すぎて(演出・手法のことではない)、私の父親世代か団塊の世代にしか理解できない時代錯誤的な雰囲気が漂う。
あの…
【記憶に残る西部劇】
西部劇はジャンルとして非常に良く観ます。
が、正直言ってどれもこれもナゼかあまり記憶に残りません。
そんな中、そう特筆する内容でもないのにこの映画は妙に頭に残ってるので星4つに…
この映画の、鉱山での結婚式のシーンによい台詞がある。曰く、真の結婚とは滅多に捕まらない珍獣のようなもので、しかも直ぐに逃げ出す。真の結婚の価値は、はじまりにあらず、そのあとの苦労にある、と。たまたま…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
【正面の撃ち合い】2023年61本目
かつて名保安官として活躍していたギル(ランドルフ・スコット)は、かつての相棒で今やインチキ射的屋のスティーヴ(ジョエル・マクリー)、その弟子である若者ヘック(…
元保安官のジャッドが昔の相棒ギルと若いヘックを連れ命がけで山を駆け登りながら金を運搬していく西部劇
ジャッドとギルが歳を感じさせながらもヘックに負けず劣らずの攻防を繰り広げるのが印象的
珍しくロート…
こんな作品をペキンパーが手がけていたとは意外だが、刹那的な生き様として最後を見せようという二人の老兵を軸に、正義を行おうとする姿勢は印象に残る。
古き良き西部劇の形ではあるが、年を取ったカウボーイ…
これはこれでなかなか渋くてタイトなドラマで、もの悲しい黄昏感もありつつ、喜劇っぽさもある。いわゆるペキンパー的な過激さを期待すると肩すかしを食らう。いや、むしろこれを見てから、後期の作品をペキンパー…
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