鑑別所上がりの肉体労働者を撮る映画というと、如何にも社会に対する目線が強く打ち出されそうだけど、そこは流石吉田喜重。
ただ、スレた男達を有りの儘に撮るという一見風情もへったくれもない、しかし作家とし…
どうしようか。せっかくだが、あんまり面白くはない。
吉田喜重監督の嵐が丘を思い出してしまった。実はDVDを買っていて期待して見たのだが、なんど見ても面白くないのである。
ひょっとすると、吉田喜重監督…
題名からは時代劇仇討ち群衆モノか日活裕次郎路線かと思いきや硬い社会派ドラマでした。呉市の造船下請け工場に流れて日雇いで送り込まれた18人の札付き男たち、彼らが起き居する寮の管理を任された島崎宗夫が喧…
>>続きを読む観てからしばらく経ったのでだいぶ忘れてしまったのだが、なかなか面白かった。当時の造船労働者ってのはこんな感じだったのかな。正にタイトル通り十八人であり、その匿名性が例の事件と結びつくのが構造として上…
>>続きを読むギラついた18人の青少年労働者と彼らを取り仕切る青年の話。
今村昌平の初期作品にも共鳴する粗暴な若者たちが主人公だが、画面がシャープで猥雑な土臭さとは一線を画しているところが面白い。18人が現れるパ…
18人もキャラクターを描き分けられるの?という勝手な心配を吹き飛ばす大胆な脚本。全員まとめて“悪ガキ”。
指導係を任された主人公は、過去の自分と重なる悪ガキ達と何度も衝突するし、教育もクソもない。
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