本作の予告編が抜群にカッコいい。そうしたら予告編演出は、大島渚でなく脚本の原正孝だった。自主映画の天才と言われてた。脚本にも参加。話は、新宿騒乱後の東京でカメラを盗まれ往生する男の話だ。結果ループ物…
>>続きを読むトリューフォーの「アメリカの夜」とか、映画を撮る映画には傑作が多いと思う
それは批評性をどっか帯びていたり、冷めた目で映画を見てる故に映画愛が溢れているのかも
本作も、紛れもなく映画を撮る映画の傑…
私の中での初大島渚作品がこの映画はちょっとハードモードだったのかも、?と思ったが後半からの流れ、画の切れ味が半端なく、もうすっかり大島渚にめろめろ。カッコ良すぎる。でも意味もなく女が連れ去られたりレ…
>>続きを読む「あいつ」の後を追うと同時に、その政治性や撮影によって「あいつ」自身を浮かび上がらせていく、それが結局自分だったという結末、ではないことを詩でやろうとしている俺は結局「あいつ」になるのではないかとい…
>>続きを読む大島渚監督ATG作品。
学生運動家が遺した映像と、思想や性意識がなんやかんやの映画。
「自分とは何か」を自問しなければいられなかった時代を感じる。ノンポリとしては難解な作風。モノクロの映像とスタイリ…
主人公二人だけが認識している「あいつ」と同じ映画を撮るという物語には、幻想にまみれた(とりわけ全共闘後の空々しさを含む)戦後をメタ的に描こうとする意図があるのかもしれないが、学生演劇のような拙い芝居…
>>続きを読むこれは大島渚流SFミステリーではないか。難解な展開であるものの、画がとにかく美しく、独特のテンポと間が他では観たことがないような世界観を演出している。アフレコ丸出しのセリフやあるはずの効果音がなかっ…
>>続きを読む