1936年の複雑化するヨーロッパの政情を背景に、実在した三重スパイの顛末を描く。ロメール最晩年(2004年)の長編。
自ら脚本を書いているところからしても、思うところあっての映画化だろうが、その動…
妻の視点で話が進行するが、このために真実が見えず、物語が入れ子のような構造になっている。
妻は家にいることが多く、画面は室内が多い。妻は外と繋がりを持つ手段として夫の言葉を頼りにしている側面がある…
時間の飛ばし方のキレが凄すぎるし、絵葉書とか椅子とか、物に妻の取り残された感覚を託すカットに打ち震えた。
夫役の人、この映画に出演するために生まれてきたんじゃないかみたいな顔してる。
顛末を言葉でバ…
前にフィルメックスで観ましたが
DVDにて再鑑賞しました。ロメールはヒッチコックが好きなので、いつかはスパイ映画が撮りたかったのでしょうか?ですが、良くも悪くもやはりロメールらしい作品になっていて……
うん、ぼんやりとしたことしかわからなかった。
でも当時の映像は興味深く、ロシアアバンギャルドのプロパガンダポスターがカッコいい。
諜報戦に翻弄されることになった妻。
愛する夫と絵を描いて暮らして…
夫とともにロシアから亡命
心が透明な妻からみた夫の隠されている謎…
1930年代のパリ
ちょっと難しく苦いストーリー。
けれども
夫は何者なの?
カテリーナ・ディダスカルとその夫との会話がすべ…
フランスの巨匠 エリック・ロメール監督作品
1930年代のパリを舞台に、実際にあったスパイ事件を基にした政治陰謀劇
ロシアから亡命してきた帝政軍将校とギリシャ人の妻を描く
ロメール作品で唯一DV…
タイトルから派手な諜報活動が描かれるのかと思ったら、そこはやはりエリック・ロメール監督。直接的な諜報活動は描かずに、会話劇や当時のニュース映像で物語を綴ったドラマだった。
舞台は1930年代のパリ、…