愛なき女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『愛なき女』に投稿された感想・評価

キネノート探索枠
薪
3.7
愛憎劇だが、ラスト、母親の言葉の迷いなさはすごい。唐突な「死んでいる」には笑ってしまった

家族に亀裂を入れる僥倖。

ブニュエル作品の中では珍しいメロドラマ。前半は夫に対して「愛なき女」が、家出した息子を助けてくれた男と恋に落ちる。夫がいない間に、息子が眠っている間に、周囲が「恋」をお膳…

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そして母は夜なべをする

遺産相続人が実の息子なの当たり前っちゃ当たり前だけどやりよるな愛人も。不倫だけど本当の愛だったと言い切れる女、生き方も誰に恥じることもなく筋が通っていて、次男にもほっといてくれとヒシと抱き合って、ひ…

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素晴らしかった。女が言っていることに矛盾はひとつもない。結果的に残酷な差異が生まれたとしても、それは愛が真実であったがゆえに導き出されたもの。
男女が反転していたら、あまりにむごくて観ていられないか…

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ノノ
3.4

家族の居心地の悪さ、ハッピーに終わらない後味の悪さはブニュエルらしい感じもするけど、そこまでハマれない作品だった。前半は愛のない妻の悲哀、後半は弟に嫉妬する長男の憎悪が描かれる。母親は結局開き直って…

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ブニュエルのメキシコ時代の作品。
露骨
-

ブニュエルらしくないメロドラマ。古美術から医師に変遷される大幅なジャンプカットを経て見知らぬ弟が存在することから母親の不倫を推測することが出来る訳だが、この展開を以てしても兄弟の仲が引き裂かれること…

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