このレビューはネタバレを含みます
No.523[ワンダとオヤジと孤独な世界] 99点(OoC)
アメリカにおけるウーマンリブの全盛期に発表された本作品はその無個性で受動的な女性像から総スカンを喰らい、興行も壊滅的だった。しかし、マ…
結構好き。
家族、仕事、財布の中身を失った主人公がバーで出会った強盗犯の男と共に行動する逃避行。
主人公はどこかおかしい、頭にヘアカーラーつけたまま法廷に遅れて出席、そのまま仕事場まで行ったりして…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2022/11/14
囀るような話し方、縋り付き方、微かな知能の遅れと、物語と無関係なのになぜか被虐待の手触りを感じて、誰か彼女のそばにいてあげてと本気で願った。後で調べ…
なかなか厄介なレストレーション・リヴァイバル。
この企画は、どこから湧いて出たのか?
この制作する金は、どこから出たのか?
そして、主役、監督、脚本を股にかけた彼女から、一体何が湧き上がったのか?…
唐紅を無意識的に等閑し、褪せた白群を召連れ徘徊するワンダ。カーラーを巻いたまま出廷すること、行き摺りの男に軽口を叩きながら食事をすること、彼女の行動に特段意味はない。執着の無さは諦めの果て。
不可逆…
バーバラ・ローデン監督・脚本・主演のデビュー作にして遺作となった『ワンダ』。70年代アメリカインディペンデント映画の道筋を開いたと言われている作品。
1970年ヴェネツィア国際映画祭最優秀外国映画賞…
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