フリッツ・ラング監督作『緋色の街/スカーレット・ストリート』は、このジャン・ルノワール作品のリメイクであり、今回オリジナルのルノワール版を鑑賞。
本作は1931年のフランス映画、フリッツ・ラング監督…
フリッツ・ラング「スカーレット・ストリート』のリメイク元。ラング版の緊張感と運命へ導かれる感覚とは裏腹に、大雑把な省略によって事態が進行する。しかし、嫌な話だこと。フィクション性を強調する顛末がブラ…
>>続きを読む人物の感情起伏やヒロインの魅力も薄いが、ラングとは別物で面白かった。
景観を見せず小便のような音だけで水流(河辺という舞台)を表象する冒頭、バーでの窃盗計画から時計に行き着く凄まじい音の繋ぎ、殺害場…
その1作によって、フィルモグラフィ全体を貫いているものが一気に紐解けることがあり、この『牝犬』も僕にとってはそうした作品に数えられる。
映画がサイレントからトーキーへと移っていく端境期の1931年…
濱口竜介監督が、トークイベントで本作と、そのリメイクとも言える『スカーレット・ストリート』を比較して話されていたのに興味を持ち、鑑賞。
しかし「牝犬」ってタイトルと、アホの子なヒロインの性格描写は…
ジャン・ルノワール監督作品。
フリッツ・ラング監督の『緋色の街/スカーレット・ストリート』(1945年)は、この作品のリメイクにあたる。
今回はリメイク版を先に鑑賞してから本作を観たため、どうして…